常磐線で帰る。

25歳のブログ

金持ち父さんに要注意

我々の女子会では「マルチや宗教に誘ってくる人あるある」は鉄板ネタだが、最近あったビジネス勧誘の話を今日は書こうと思う。

3週間ほど前、大学時代の知り合いから突然「久しぶりー!元気?」といった内容のラインがくる。この時点で私は「お?勧誘か?」と思う。数年前、成人式の何日か前に「話があるから会えない?」と突然連絡が来た同級生が素敵なシャンプーをお勧めしてきたのを思い出したからだ。(この時は近々同窓会がある為それ関連の話だと思い行ってしまった)とりあえず、何度かあったことのある人だし、一回ご飯に行くだけなら問題ないだろうと了承。

数日後に渋谷の居酒屋で会う。他愛もない話をする中で、働くことについての話になり、私が「不満を言う割に何もしないひとがきらいだ」と言うと、急に向こうはテンションが上がった様子で「わかるよ!!」と自分の今している仕事の話をはじめた。そして「今は経営の勉強をはじめていて、そういうセミナーにも参加しているんだ」という。

経営やお金の勉強自体は何も悪いことではない。私もFPの勉強をしているし、投資信託もはじめたので、学べるものは学びたい。もう少し話を聞いてみる。要約すると、実際に経営者とつながりを持って、セミナーに参加しながら事業のやり方を学び、成長したらその経営者の事業の一端を分けてもらって少しずつ一人で経営する力を身に着ける。といった内容だった。まあ、この部分だけ聞くと、ノーリスクで起業ができるし、経営者との人脈も作れてすごーい!という感じだ。妙に相手がノリノリなので、私も面白くなり、「マンションほしーい!」「毎月旅行行きたーい!」と言ってみる。しばらく中身の伴わない理想を語り合い、帰り際「こんなに意欲が高いなんて!うれしい!ぜひ今度その経営者に会ってみない?」と。

きた~!(笑)と思った。これは勧誘の第一歩!とりあえず面白いので行けるところまで行ってみようと、進められた本を購入。『トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」』と『金持ち父さん 貧乏父さん』だ。ちなみにこれらはマルチの界隈のバイブルとして有名らしい。調べたらすぐに出てくる。損失は少ない方が良いのでとりあえず中古で安く購入。中身はまあ、おもしろい。トップ1%の方は、節税に関しても書いてあるので勉強にはなった。金持ち父さんも似たような内容だが、主観が混ざっているのと、貧乏は不幸せの前提で書かれている点が気になって、あまり腑に落ちなかった。そりゃお金持ちの方がいいけどね。

 

読書自体は好きなので、さっさと読んで、読みましたと連絡。経営者に会わせてくれるとのことなので渋谷へ向かう。そこら辺の安いチェーンの居酒屋で待っているそうなので、紹介者と一緒に居酒屋へ。経営者なのに安いチェーンの居酒屋なんだ、庶民的なのかな、と思ったが言わないでおく。手土産持っていくといって、紹介者はコンビニで缶のハイボールを購入。これから居酒屋いくのに?「〇〇ちゃんからの手土産ってことにしていーよ!」と言われたが、私は一応常識的でおしゃれな女の子なので、エシレのクッキーを手土産に購入していた。まあ一応時間を取ってくれている人に手ぶらで行くのは無礼だもんね。よくわからん手土産が私からということにはしたくなかったので、あ、大丈夫です用意してますと言う。

お店に入って、紹介スタート。とても人当たりの良い人で、話しやすい。経営者っていうから、高飛車な感じなのかな?と思っていたが、そんなことはなく、とっても気さくだった。緊張しています、と言うと、「飲みなよ!」と言われたのでレモンサワーを頼む。なんかそれっぽい質問をして、15分くらいしたら紹介者の人が「そろそろ…」と締めくくりに入る。お忙しい方だもんね。その人はまだそのやすい居酒屋に残るみたいだけど。次のアポもここなのかな?とりあえず、今日は会えてうれしい的なことを私が言っていると、紹介者が財布を出す。一応そういうアクション大事だよな、と私もカバンをがさがさしておく。「飲み物代600円くらい?おいていきますねー」「ありがとーおいといてー」のやり取り。え!?600円置いてくの!?経営者はお金あるから「それくらいいいよー」となるもんだと思っていたのでびっくり。戸惑ってすぐに財布を開けれなかったので「小銭ないので後で渡しますー」と紹介者の人に言って出しておいてもらう。そりゃ奢ってもらう前提の私も悪いけどさ。

経営者と別れた後、感想が聞きたいとのことだったので、もう一軒店に入る。「お礼メール」を送らないといけないと言われ、テンプレを転送してもらう。テンプレがあるお礼メールとはなんぞやと思いつつ、お礼は大事なので送っておく。とてもお忙しく、たくさん人脈がある方なので、テンプレには話した場所だとか誰からの紹介だとかを書かないといけない。おまけに、顔写真まで添付しろと。ねえよと思いつつ盛れた写真を送信。うーんめんどくさい!帰り際、次にあるセミナーの日程を提示され、「いきたいですー」と言っておく。そういや経営者のこと、下の名前しか聞いてないし、会社の名前もわかんなくね?と帰りの電車で思ったので、今日の話の中に挙がったワードで検索開始。とりあえずフルネームと社名を特定。さらに検索をかけるが、実態はいまいちわからなかった。特に怪しい噂はない。そういえば紹介者が仲良くなるとあだ名がもらえるんだと言っていた。フルネームという概念が存在しない世界なのかな。ちなみに私はみんなに強制的に変な名前をつける環境は超苦手です。ジュニアリーダーかよ。

 


数日後、紹介者からラインがくる。読書の進捗と、今度あるセミナーの前にもう一度経営者と会わないかという。ちょっと飽きていたが、セミナーの実態はつかんでおきたいので了承。また安い居酒屋、手土産ハイボール、たわいもない話、なんなら前と同じ話、置いていく小銭、うんざりする私。ただ、今回新しいワード「弟子」の登場。弟子!?今、令和ぞ?よくわからんが、経営者に文字通り「弟子入り」して、心身ともに捧げながらお勉強をしていくらしい。ほほう。少し引いてしまったが、本気のようだったので、失礼のないよう振る舞い続ける。いや、師匠って、弟子って。確かにそりゃ成功している人の身近で学ぶことはなかなかできないし、身になるはずだ、でも、弟子入りって、弟子入りって。お店を出た後、もう一件行って感想話さない?と紹介者に言われたが、お金も時間ももったいなく思えたのでお断り。一応セミナーの詳細だけ聞き出しておいた。この紹介者の人自体はふつうにいい人だからちょっと良心が傷むが、優しさを見せたら負けだ。帰宅したころに、〇〇ちゃんが初バディだから、今度一緒に写真を撮りたい旨のラインが来ていた。バディなんて言葉、水泳の授業以来だわ。申し訳ないが、ラインのやり取りはさらさらとしたものにすることにしよう。いい人なのは分かるけど、バディはあまり、組みたくない。

セミナー当日。究極にめんどうだったが、行ってみないと実態は分からない。だるくなったら帰ればいいやと五反田へ向かう。会場につくと、そこそこの人数がいる。階段に並んでから受付へ。名簿に書くからと、名前を聞かれる。苗字で答える。ちらりと名簿を見るとだいたいあだ名。なるほどな、そういうやつね。コロナのご時世だけど、連絡先は控えない。適当に席に座る。ガヤガヤしていてうるさい。こんばんはー!の声が特にうるさい。そんな声張らなくてもいいだろ部活か?そういや紹介者の人は、学校終わってから部活いくみたいな感じで、仕事の後勉強するんだよーと言っていたな。このノリ、苦手だなあ。

話が始まってもまだガヤガヤ。みんな、話に対してオーバーリアクションなのだ。私はすぐに、「きっも!」と引いてしまった、ごめんなさい。もちろんリアクションは大事だし、応答がある方が話し手もやりやすいとは思う。でも、無理、このノリ、本当に無理!私が陰キャだから引いちゃうのか?うんうん!とかワハハ!とかたしかにー!とか、とにかくうっさい。帰りたいのを我慢して真顔で聞く私。話の内容自体は、トーク力があるおかげか面白く聴ける。上手だなあと感心。聞き入っちゃうもん。出てくるのは、クワドラントだとか、ESBI、職住接近、自己投資15万の話。私はニヤニヤした。どれもこれも、ネットで予習済みだ!!詳しいことは、「金持ち父さん 勧誘」「職住接近 師匠」「自己投資15万 事業」などで検索するといっぱいでてくるのでそちらをば。なかなか面白いぞ。

えらい子なので全部話を聞き、帰ろうとすると、どこからともなく現れた紹介者に「どうだったー?」と聞かれたので「アツすぎて引きました!」と正直に答えたら「熱量すごいよね☆」と返される。ポジティブ甚だしい。マジでこの人優しいんだなきっと。ちょっと待っててもらえる?と言われたがちょっとも待てずに帰りたかったのでコンタクトがズレたことにして帰った。嘘ついてごめんなさい。あの空間に本当に耐えられませんでした。目はちょっと痛かったのでちょっとは嘘じゃないです。


帰りの電車に乗っていると、共有したいことがあるから明日電話したい!と言われたので、昼休みを指定。翌日、普通に忙しくて出れなかったので放置していた。ホストの営業もよく、いま大丈夫?と聞いてくるが、大丈夫なことはない。文章で送れよ、と常々思う。しばらくすると、チャンスメール!とかかれたラインがくる。え?チェンメ?とりあえず開く。それを見て衝撃。一緒に「チャンスメール」っていうのを始めたいと思ってます!と言った内容だった。

毎日決まった時間に、「〇〇という出来事があって、□□と感じました♪ 今後△△にしていきます☆」という日記的なものと「好きな選択ができる人生にする☆」などのやりたいこと、「何歳までにタワマンに住む、年収2,000万を稼ぐ」など目標を書いて送るらしい。えー無理無理無理!毎日送るのも無理だし、そもそも♪と☆を使いたくない。あー無理だな、と、ごめんなさいラインを紹介者に送る。連絡はもう、来ても無視しよう。バディも組む前に、解消です。

今のところ、それ以上の進展はなし。自分から掴みにいかないと、夢には近づけないからね!私のことはチャンスを逃した哀れな女の子の1人として記憶から消していただきたい。

 


こういった環境は、今を犠牲にしてでも将来をなんとかしたい人にとっては、もしかしたらめちゃくちゃいいのかもしれない。実際に頑張ってる人たちはいるし、成功している人もいる(らしい、しらんけど。)たまたまわたしには合わなかっただけで、絶対悪!とは言い切れないだろう、多分。ただ、調べてみるといろいろと悪い話も出てくるので、簡単にホイホイついていってはだめだなと思う。最初から疑ってかかっていったわたしも、あれ?もしかしたらいけんじゃない?チャンスなんじゃない?と感じてしまう瞬間はあった。

 


紹介者の人も、悪気があってわたしを誘ったわけじゃないのだ。とってもいい人だから、みんなにも知ってもらおうと勧めてくれたのだ。でも、ごめんなさい。無理です。オーバーリアクションもあだ名で呼び合うのも、毎日♪や☆を使うのも、私にとっては苦痛でしかないです。そこまでしてお金いらないです。

 


もし、こういった事業集団のお誘いを受けている人がいたら、よーく考えてから参加してください!浅く関わるくらいであれば、女子会のネタ程度にはなります。

ちなみにガッチリこれをやっている人は、ネットの情報は全て嘘!負け犬の遠吠え!と教え込まれているので、多分この記事には辿り着かない、、よね?べ、別に馬鹿になんてしてませんよ!わたしには無理だってだけで、成功している人もきっといるのだから、会ったことないけど。

いっぱい書いたらお腹すいちゃった、安くて美味いお昼食べよ。それでいいんだよね私は。